海街ダイアリー

  • 2018.06.18 Monday
  • 18:24

地震があった。とても長く揺れていた。今日声楽レッスン。シューベルトは変幻自在のエンジニアだったと声楽教師が言った。次回から「ナイチンゲール」と「野ばら」。二曲も?うん、そうだよ!よし、燃えてきたぞ〜。友人って有難いな。なんとなく「海街ダイアリー」を観ている。時々観てしまう。それぞれの自己節制をして日々をやり過ごす登場人物たち。「これは大人の仕事ですから」。葬式で怒った綾瀬はるかがすずちゃんを引き取ると「犬や猫じゃないんだから」、怒られた。乗り越えなければならない何か。めいめいが乗り越え方を模索中なんである。やっぱ似てるな〜。目が泳いでるところとか。リリーフランキーね。

ラム酒

  • 2018.06.18 Monday
  • 05:27

コストコでラム酒を一升買った。早速ラム酒入りのチョコバーを作った。初めてチョコバーを作った日、友人から荷崩れして包装に難ありとなったビスケットを大量にもらいどうしたらこのビスケットたちを美味しいまま大量に消費できるだろう、そうだチョコバーにしてしまおうということだったがそのときは当然大量の板チョコも買い込んだんである。

 

ビスケットはマリービスケット10枚、100ccのラム酒で湿気らせて置く。ドライレーズン、ドライアプリコットなどのドライフルーツとナッツ類を適当にラム酒で湿気ったビスケットに加える。今回はドライレーズンが主役なのでレーズン多目。オートミールを主役にしたりマシュマロを主役にすることもある。チョコは板チョコを4枚、バキバキ割って湯煎で溶かしビスケットなど諸々のものたちをチョコで繋ぐ感じで混ぜる。ぐるぐる混ぜる。均一になるまで、艶が出るまで丁寧に混ぜる。

 

サランラップを敷いた四角いトレーに移して平らに成形し、冷蔵庫で固めたのち包丁で切る。チョコバーと言ってるけれどいつも立方体である。ラム酒の効いたチョコキューブなんである。今日は雨かな。雨もまた良しだな。

犬とシダ

  • 2018.06.16 Saturday
  • 09:00

何がきっかけなるかは予測がつかない。昨日診察日主治医が言った。ひとたび落ち込むと脳みそは思考力と感性は上書きされておりもはや結び目を解こうにも糸口が見えない。

 

夕べはよく眠れた。翌日は診察だという安心から?ワタシ五歳くらいで止まってる?もう何日もワタシの自尊心をじわじわと浸食する脳内の声に振り回されまいと音楽を聴いたり手芸をしたり、飛ぶ鳥を脳裏に焼き付けて写し描いた。犬の図鑑を眺めた。

 

文字が駄目なら絵を描いてみよう。刺繍がブーム?これ草?いやたぶんシダ科のなにかかなあ、胞子で殖えるやつ。説明しながら笑えてきたよ。ああワタシシダが好き。犬も好きだしシダも好き。なんか早口言葉みたい。

 

 

甲本ヒロト

  • 2018.06.14 Thursday
  • 04:49

甲本ヒロトは歌が上手いなあとこの頃思うんである。ブルーハーツの曲というのはどれも皆似たような曲でエレキギターもガーガーと掻き鳴らしちゃってるし、太鼓もお祭りみたくドンドコドンドコやっているし、ボーカルのヒロトは半裸で飛び跳ねながら全行程フォルテシモで歌う。それでどうしても見た目の印象に惑わされがちだけれど実はブルーハーツの良さというのはヒロトの歌唱が上手いことなんである。拡声器での歌い始めは難しい。自分の声が聴こえにくい。ヒロトはライブで時々一音目の音を外すが「キスしてほしい」や「人にやさしく」などそれは慎重に歌い始めていて俺は絶対に音を外したくはないんだという彼のこだわりを感じて身につまされるんである。最近の私は二の腕や大腿を派手に動かして体幹を連動させることを覚えた。友人の声楽教師はデコルテ以外をバタバタやりながら腹式発声が出来るなら本物だとして甲本ヒロトみたく歌うことがある。いやホント。じっさい私がこれまでのカラオケで1番高得点を出したのは松田聖子でも伊藤咲子でも小坂明子でもなくブルーハーツの曲なんである。

 

 

甘んじる

  • 2018.06.13 Wednesday
  • 04:28

脳の調子が悪くなったピークは日曜日の夕方から夜にかけてであった。統合失調症という病気はまことに恐ろしい。三女とイヌが帰ってしまった。数日前からもう何の本も一行も読めずコンコーネは12番から13番へと進み、有り余る時間を気が付けば蒸し暑い室内で汗だくになり13番をローとかリーとかルーとか夢中で歌い続け歌い終わるやいなや目眩でぶっ倒れた。体力気力思考力の在庫が尽きていることにもっと早く気付くべきだった。日曜日。夫くんと瑣末な言い争い。マイカーのエンジンにオイル漏れが生じていたのだ。しかしながらオイル漏れはわたしにも起きていたわけでそれが極め付けトリガー、私の脳は反転、朝まで一睡もしない夜となる。

 

月曜日落ちるところまで落ちたわたしの脳。死にたい。自殺は嫌だ。事故がいい。そんなことを誰にもぶつけられない。沈思黙考ゆで卵の茹で時間は何分だ?夫くんは悩みに悩んでいたがわたしに促され出勤。Netflixのカンバーバッチのシャーロックを見て号泣した。自殺願望についての資料を一文字一文字吐きそうになりつつ読んだのが午前9時。

 

'自殺は極端な対処法です。自分では変えられない事態に甘んじるようにすれば、より積極的な見地から物事を見るのが容易になります'。

 

わたしにとっての変えられない事態とはわたしの脳の病気、統合失調症である。甘んじる。甘んじるってなんや。甘んじる甘んじる。甘んじると念じながら牛肉のスパイス煮込みとチャーシューを製作した。まるで戦争のような私の脳。戦いのようなキッチン。鍋の中の固まり肉。涙ってこんなに出るもんかなと泣き続けていたら夕方USEDスカーフが40枚届いた(一枚百円の業者買い)。それは四、五日前夫くんがポチっとやってくれたやつだったのだ。なんということ。ジュテーム夫くん。私は一人ぼっちで状況に甘んじる戦いをしているわけではなかった。車は買い替えよう。大丈夫なんとかなる。甘んじて状況を受け入れよう。

学生ロマンス

  • 2018.06.11 Monday
  • 09:59

小津安二郎の1929年のサイレント映画「学生ロマンス若き日」をようやく観終えた。数日かけて少しずつ観た。youtubeでこつこつ字幕の手書きを読みながら観たがほんとうに色々良かったんである。小津安二郎は良い、という人が多いのでこれまで小津安二郎を何処かで避けていたが逆に一生懸命に観てエネルギーを消耗するのでやはりおいそれとは観られない感が無きにしも非ずである。

 

良かったところを3つだけ言っていいよ、と言われたらまず「若き日」良かったランキング第3位は黒縁メガネのビル・エヴァンス似の人が転ぶ場面が良かった。この次この映画を観る機会があれば是非とも回数を数えたい。2位は風見慎吾似のお調子者だが憎めない主人公がペタリとやるあの張り紙である。兎にも角にも彼は相当の実行力がある。これこそがこの映画の脚本の軸となっている。

 

そして一位は日守新一なんである。私は少し前にモイカフェさんのブログで知った「限りなき舗道」を観て以来の日守ファンだが彼は「若き日」ではスキー部の主将、なんとイケメン役をやっているではないか。出てるなんて知らなかったよ。旅館での東京音頭。もっと引きで撮って欲しかったなあ。

日本語

  • 2018.06.09 Saturday
  • 06:34

声楽教師の私の友人が年明けに声楽のみのコンサートを企画した。今から準備してソロで出ないかと誘われたがソロではなく誰かと一緒がいいと返した。なんで?と笑う友人に前回の発表会で強い緊張で足がガクガクと震えっぱなしだったこと、思考がストップし脳内が滅茶滅茶になりあれを繰り返すなら間違いなく予定より早死にするだろうことなど私は完全なる尻込みを表明した。友人は笑い続け分かったと言った。思うに私は歌うのは嫌いではないし、むしろ好きだが大勢の人前で歌うということに向いていないのだろう。誰かの為に自分を曝け出し差し出すということのなんたるかを改めて考えさせられた。

 

さて「遠い崖」のアーネストはとうとう翻訳本を出版。と言っても単行本ではなく1865年のロンドンの学術雑誌「ザ・チャイニーズ・アンド・ジャパニーズ・レポジトリー」7月号〜12月号への連載記事としてだった。市川渡(1822〜79)著『尾蠅(びよう)欧行漫録』の英訳であった。市川渡という人は40歳のころ政府の使節団の一員として欧州を旅した。アーネストとも親しい間柄であったようだ。アーネストはこの本を逐語訳して『A Confused Account of a Trip to Europe, Like a Fly on

 a Horse's Tail』(ヨーロッパ旅行のとりとめもない記録、馬の尻尾にとまる蠅のように)とした。加えてアーネストは題名に含まれている「尾蠅」には謙遜の意味が込められている等注釈を添えた。つまり蠅なんて書いてるけどこれは卑下ではなく、ニッポン特有の謙遜なのだと。なるほど唸ることしきりである。

 

 

 

 

夕焼け

  • 2018.06.07 Thursday
  • 04:17

それはB5のコピー用紙で右角の画鋲のところが破れて辛うじて掲示板にぶら下がっていた。私は目を凝らし彼の名前を探した。あった。彼が旺文社の模試で全国で6位だったという噂は本当だった。この夏私は腹膜炎で長い入院をした。模試を受けるなどもちろん不可能だったし年度明け自分がどこかの大学へ進学しているなど考えづらいという現実があった。この校舎の学生すべてがどこかしらの大学へ進学をする。そう思うと私は自分が此処にいる理由を見出せなかったし周りを見回すも関心も抱かない、自分が誰にも何処にも懐けない野良猫の様に思えた。教室へ戻った私に廊下の窓から身を乗り出した彼が声を掛けてきた。昨日ジェネシスのレコードのお返しにと私はPANTA&HARUのテープを渡したのだがなんであんなのが良いのか僕には分からないと彼は言った。ルースターズの時もシーナ&ロケッツの時も全否定。毎度のことながら全否定だ。私は愉快になって思わず大口を開けて笑った。彼はいつも正直だった。幸雄って頭いいんだね。正直そんな言葉が突いて出た。渡したテープをちゃんと聴いてくれたということが嬉しかった。幸雄は私の帰り支度を大人しく待ち彼と私は並んで下駄箱を出た。

 

俺は神様を信じる。修が言った。私たちは夕焼けの坂道を歩いていた。明日になれば私と修、2人はこの忌まわしき町を出ることが出来るのだ。何処へ行くのかは選べなかったけれど何処遠い町の修道院へ住み込みで入所出来ると信じて疑わなかった。私は振り返って赤く染まった町を見下ろした。翌朝私たちのどちらも修道院へ入所は叶わなかった旨を聞かされる。修が父の店の厨房で働きはじめたのはその翌週のことだった。

  • 2018.06.06 Wednesday
  • 05:40

La mer(海よ)
A bercé mon cœur pour la vie(我が内心で波打って揺れ続けよ)

(シャンソン 「ラ・メール」より)

 

「裏切りのサーカス」のトム・ハーディが忘れられない。いちばん裏切られてしまったトム・ハーディが映画が終わってもまだパリの街角で彼女を待ち続けているシーンでこのシャンソンが流れていた。

 

「裏切りのサーカス」の主題は忠誠。徳川家康は1600年関ヶ原の戦いののち外様大名を定めたけれど血筋や格式の高い低いではなく武将一人一人の忠誠の記録を丹念に調べたという。観終えてからもう何日も経つけれど真夜中に目覚めてふとあの愚かなトム・ハーディの顔付きが脳裏に現れるんである。オンナに騙されたっていうのに、上司に偽られているっていうのに、そして彼が忠誠心を保っている対象は国家でも民族でも思想でもなく輝いて煌めいたおのれの感情なんである。

休符を歌う

  • 2018.06.05 Tuesday
  • 04:06

昨日声楽レッスン。とうとうシューベルトなんである。休符を歌うという練習。休符を歌うって?休符の役割、休符記号が来たら何をすればいい。まずは息継ぎである。8小節、長いパッセージの途中の休符で息継ぎをするときは顔を動かさずに口は開けたまま魚のように息継ぎをするべし。動かないように、動かないように。うう難しい。

 

休符を歌う、その2。長いパッセージの直前の休符では深い息継ぎののちにこれから始まるよの集中である。休符の終わりは気合いを込めて全身で静止する。吸って吸って止まって。ハイ歌う。うううう歌いづらい。

 

休符を歌う、その3。サビで歌い上げたあとの休符は声の余韻を漂わせる魅せるための時間。上手く歌えたときこの辺の空間にキラキラが舞い降りてる。上手く歌えなかったときああ恥ずかしいさらし者になった気分。ハイそう今キラキラタイム。だから無理なんだってば、でもいつかきっとおいら成し遂げてみせるんだ負けないぞ。

 

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